2008年12月20日(土)「しんぶん赤旗」
労働者「きょう解雇通告受けた」
「雇用守れ」共産党が宣伝
福岡
ひるがえる「日産は労働者の使い捨てをやめ、雇用の社会的責任を果たせ」の横断幕―。日本共産党福岡県委員会、京築地区委員会、民青同盟県委員会は十九日、日産九州工場(福岡県苅田町)北門前で、「雇用を守れ」の大宣伝を行いました。
地元党議員団、党支部などから二十七人が参加しました。構内に入るトラックや出退勤の労働者に手を振りアピール。雇用政策のプラスターを掲げ、用意した四百枚のビラを配布しつくしました。
しのだ清、小林とき子両衆院九州・沖縄比例予定候補らが次々とマイクを握り、「巨額のため込み金を使い、株主配当をわずかに減らすだけで雇用は守れる」と力を込めました。
「きょう、解雇通告を受けた」と話す派遣労働者(31)は、「やる気が一気に落ちた」とため息をつきます。「経団連のいうことをうのみにして派遣法を変えた小泉政権のツケだ。労働者の立場に立つのは共産党しかない」と期待をよせました。