2008年12月21日(日)「しんぶん赤旗」
「解雇するな」
独では労相が大企業に要求
ドイツのショルツ労働社会相は十九日、大企業三十社の人事担当役員をベルリンの労働社会省に招集、景気悪化の中でも会社都合による解雇を回避するよう求めました。同労働相は、会合では「よい手がかり」が得られたとしています。会社側との協議は来年一月九日にも続開されます。
ドイツ首相府では十四日、景気対策トップ会合が開かれています。会合に出席したドイツ電機大手のシーメンスのレッシャー社長兼最高経営責任者(CEO)は、一定の条件を付けながらも二〇〇九年には会社の都合による解雇は行わないと言明しました。
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