2008年12月22日(月)「しんぶん赤旗」
派遣切りに青年物申す
京都で集会
「派遣切りに物申す」。非正規労働者の「雇い止め」中止や労働者派遣法の抜本改正を求めて、京都の青年が二十一日、京都市内で「京都雇用プロジェクト」と題した集会を開き百人が参加しました。冷たい雨が降るなか、「仕事奪うな」などのプラカードを掲げ、「私たちはモノじゃない」「大企業は大量解雇を撤回せよ」と訴えました。
主催した全京都青年学生連絡会議の酒井武幸議長(京建労青年部長)があいさつしました。
人材派遣会社「サーミット工業」から解雇された青年が、請負職場の全員解雇に対し団体交渉で解決金約三千三百万円を勝ち取ったたたかいを紹介し、「団結することが力になることを、多くの人に知ってほしい」と力を込めました。
印刷会社のパワハラとたたかう女性や青年の過労死裁判支援、京都市から不当に分限免職された青年教員が撤回を求める訴訟への支援などを次つぎに訴えました。
脇田滋・龍谷大学教授が講演し、日本の派遣労働が世界と比べても異常な無権利・低賃金の状態にあることや、政府の派遣法改正案を批判しました。
日本共産党の、こくた恵二国対委員長・衆院議員が参加者を激励しました。
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