2008年12月26日(金)「しんぶん赤旗」
1人も路頭に迷わせるな
共産党が労働局に申し入れ
神奈川
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派遣・期間労働者の大量解雇・雇い止め問題で日本共産党の、はたの君枝衆院南関東比例予定候補は二十五日、神奈川労働局の森岡雅人局長あてに年末年始、一人の労働者も路頭に迷わせないための申し入れをしました。朝海吉一党県労働組合部長、大森猛南関東ブロック事務所長らが同席しました。
党の申し入れ書は大企業に対し、厚労省通達に基づき非正規労働者の契約期間中の解雇撤回、正社員への登用の指導や契約期間満了の雇い止めを認めない指導を要請。住居、生活支援、再就職支援対策やハローワークの年末年始の窓口開設拡充なども求めています。
応対した労働基準部監督課の福島路子主任監察監督官は契約期間満了に基づく雇い止めについて、雇用契約を期待させる使用者側の言動がある場合は違法となる判例などを示し啓発・指導の強化を行いたいと答えました。
党側が、いすゞ自動車の派遣労働者の居住について、契約期間まで寮に住めることが確認されている期間工と同様な扱いになるよう派遣元への指導を求めると、労働局側は「個別企業のことで回答はさけたい」としつつ、派遣元企業に十二月に要請したとのべました。
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