2009年1月6日(火)「しんぶん赤旗」
暮らし支え雇用守れ
小池政策委員長ら新春第一声
東京・新宿
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日本共産党中央委員会は五日、東京・JR新宿駅東口で新春第一声の街頭演説を行いました。小池晃政策委員長、谷川智行衆院東京比例予定候補、大山とも子都議があいさつに立ちました。司会は阿部早苗新宿区議。
「派遣切り」「期間工切り」で仕事と住まいを奪われ、「三日三晩食べていない」と語る人たち――小池氏は、自らが年明けに東京・日比谷公園の「年越し派遣村」で応じた医療相談の様子を語りました。大企業にものを言える日本共産党を大きくして、職を失った人の暮らしを支える国の責任、雇用を守る大企業の責任を果たさせようと訴えました。
谷川予定候補も「年越し派遣村」でのボランティアの経験を語り、「お年寄りを差別する政治、命を踏みにじる政治、働く人々や若者をモノのように使い捨てにする政治を変えるために力を合わせよう」と訴えました。
大山都議は、昨年十二月の都議会で実現した雇用創出や中小企業への助成などの対策をさらに充実させることを訴えました。
演説が始まると、聴衆の輪は徐々に膨らみました。都内の男子学生(18)は、喫茶店で一緒に勉強する友人との待ち合わせ中に演説に聞き入りました。「『違法な大量解雇をやめろ』という話はその通り。就職を考えると大変な状況。共産党にがんばってほしい」
埼玉県から買い物に来た女性は立ち止まり拍手を送っていました。「三十代になって生活とのかかわりで政治に関心をもつようになった。『人間を使い捨てにする社会を変えよう』という話に共感した」と話しました。