2009年1月15日(木)「しんぶん赤旗」
大津・県道付け替え工事
地元要請に応えよ
こくた議員
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日本共産党の、こくた恵二議員は、十三日の衆院国土交通委員会で、大戸川ダム(大津市)の建設が事実上、凍結したことに関連して、地域住民から強い要望が出ている県道大津信楽線の付け替え工事が政府の二〇〇九年度予算案に盛り込まれなかった問題を取り上げました。
ダム周辺整備事業の県道大津信楽線の付け替え工事は、総延長の半分が完成。滋賀、京都、大阪の三知事も国が最後まで予算措置をとるよう求め、昨年十二月、国交相あてに要請しています。
こくた氏は、「地元の地域生活に必要な道路や、防災上途中でやめることが不適当な工事」として予算が付けられてきた経緯があると指摘する三知事の要請に応えるべきだと迫りました。
金子一義国交相は、「河川法にもとづいて四府県(京都、大阪、滋賀、三重)から意見を出してもらうことは必要だ。知事の意見の内容は確認したい。付け替え道路のことも含めて大戸川ダムの今後の対応を決めたい」と述べました。
こくた氏は、金子国交相が昨年十一月、ダム関連予算について「関係知事と協議して今後の対応を決めたい」と答弁し、その後、ダム事業全般を見直すことを表明したことを指摘し、付け替え道路に関する予算措置の検討を求めました。