2009年1月16日(金)「しんぶん赤旗」
派遣法改正は4党で協議を
改悪前に戻す合意を追求 志位委員長が会見
日本共産党の志位和夫委員長は十五日の記者会見で、労働者派遣法の改正にむけての野党間協議への対応を問われ、「労働者派遣法の改正については野党四党(共産、民主、社民、国民新)で話し合おうという合意がある。協議をきちんと行うことを求めていきたい」と表明しました。
志位氏は、製造業での派遣労働禁止については「労働者と国民のたたかいがつくった、一歩前向きな変化だ」と指摘しました。同時に志位氏は「派遣切り」が製造業以外の業種に広がっているなかで、「人間を使い捨て」にする労働のあり方そのものを見直す派遣法の抜本的改正が必要だと強調。派遣労働を「原則禁止」から「原則自由化」した一九九九年の派遣法を改悪前に戻すことが一番の問題だと述べました。
志位氏は、九九年改悪前に戻すことは、共産、社民、国民新党の三党で一致していることをあげ、「民主党が製造業の派遣禁止というところで一歩出たのなら、もう一歩踏み出して四党の合意にすることが必要だ」と語りました。
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