2009年1月16日(金)「しんぶん赤旗」
並行審議は二院制否定
志位氏
日本共産党の志位和夫委員長は十五日、記者会見で、政府与党が、参院での第二次補正予算案の審議と同時に、衆院での本予算の審議をおこなう「並行審議」を狙っている動きについて、「憲法で規定された二院制の否定につながるものだ。言語道断であり、認められない」と批判しました。
志位氏は、第二次補正予算案について、二兆円の「定額給付金」や国民の雇用や暮らしをどうするかなど多くの問題が残されていると指摘。「これから参院が補正予算の徹底審議に入ろうとする時に、衆院で本予算案の審議に入るということは参院の存在の無視につながり、絶対に認められない」と強調しました。