2009年1月23日(金)「しんぶん赤旗」
撤退計画の立案を
オバマ氏 軍首脳部に指示
イラク米軍
【ワシントン=西村央】オバマ米大統領は就任翌日の二十一日、軍首脳部と会合を持ち、米軍のイラクからの撤退実施についての方策について協議しました。
ロイター通信によると、ホワイトハウスの国家安全保障関係の補佐官も加わったこの日の会合では、アフガニスタンとイラク戦争の現状について論議。オバマ氏は会合後の声明で、「イラクからの責任ある撤退に向けた計画作りを軍首脳部に指示した」と表明しました。
さらにアフガニスタンについては、「地域全体にわたる包括的な政策の練り直しのため、アフガンの状況についての見直しを実施する」と述べました。
オバマ氏は就任後十六カ月以内にイラクから戦闘部隊を撤退させると、選挙公約でも述べており、それに向けて就任後すぐに動き出したことになります。
アフガンにたいしては、軍の増派を打ち出していました。
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