2009年1月24日(土)「しんぶん赤旗」
請願署名紹介
共産党が一位
595万人分、全体の43%
昨年の第百七十臨時国会で、日本共産党国会議員団が紹介した請願署名は、衆参両院あわせて、五百九十五万六百九十人分、全体の43・8%となり、他党を大きく引き離して一位でした。
二位は自民党で四百五十八万八千百二人分(33・8%)、三位は民主党で二百六十七万三千六百五十七人分(19・7%)でした。
第百七十臨時国会は、昨年九月二十四日から十二月二十五日が会期でした。会期中に提出された請願署名総数は千三百五十七万四千百四十九人です。
昨年の四月に実施が強行された後期高齢者医療制度の「中止・撤廃を求める請願」は、第百七十臨時国会の会期中に、二百八十四万七千百八十一人分が寄せられました。このうち共産党が紹介したのは二百四十六万千四十五人分でした。これは全体の86%にあたります。
「憲法改悪反対に関する請願」は九万二千九百五十二人分で、共産党が紹介したものは七万五千二百九十六人分でした。
「消費税増税反対、大衆増税反対に関する請願」は五十万九百五十人分。共産党が紹介したのは97%にあたる四十八万八千百五人分でした。
そのほか衆院に百六十種、参院に百九十種の請願が提出されました。
請願 国民が国会に要望を提出する仕組みで、請願権は、選挙権などと並んで憲法で保障された国民の国政参加の重要な権利です。国会議員の紹介を通じて衆参の議長に提出され、各委員会で審査します。採択された請願は内閣に送付されます。内閣は処理経過を国会に報告しなければなりません。
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