2009年1月25日(日)「しんぶん赤旗」

ベッドなくさないで

6医療施設無床化計画 県民が反対集会

岩手


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(写真)「命」「守れ」と書いた紙を掲げていっせいに唱和する参加者=24日、盛岡市

 盛岡市の岩手教育会館で二十四日、「地域医療を守れ!いのち輝く岩手を!県民集会」が開かれました。同実行委員会(事務局=岩手県医療局労働組合)が主催し、会場を埋める七百二十人が参加しました。住田町、紫波町、九戸村の首長などがメッセージを寄せました。

 岩手県医療局は昨年十一月、一病院と五地域診療センターを無床化する計画案を発表。多くの住民が反対しているにもかかわらず、二月に成案を策定し、四月(一病院は来年四月)から強行しようとしています。

 主催者あいさつで、いわて労連の鈴木露通議長は、県議会で無床化撤回の請願が採択されたことを示し、県の姿勢を変えていこうと呼びかけました。

 無床化される施設がある六市町村の住民からは、「村唯一の医療機関に入院できなくなるのは大変なことだ。無床化断固反対が村民の総意だ」(九戸村)、「地域説明会でも県医療局から責任ある答えが返ってこない。六市町村で住民組織連絡会を結成することを確認した」(紫波町)などの発言が続きました。

 金沢大学の横山壽一教授が講演し、地域医療を守るために住民や行政が役割を発揮することが大事だとのべました。

 集会では、達増拓也知事に対して無床化撤回などを求めるアピールを採択しました。集会後、参加者らは市内をデモ行進しました。



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