2009年1月26日(月)「しんぶん赤旗」
「削るな! 私学助成」
高校生ら350人パレード
岡山
岡山県私学助成をすすめる会(小橋操会長)と岡山私学生徒連絡会(景山靖弘会長)は二十五日、「削るな! 私学助成 1・25岡山私学歩こうDay」にとりくみ、高校生ら三百五十人が岡山市内をパレードしました。
同県の石井正弘知事は、財政危機を理由に二〇〇九年度からの四年間、段階的に私学助成を削減し、二〇一二年には七億五千万円も減らそうとしています。
パレードの出発式で、生徒連絡会会長は「家庭の事情で学校をやめざるをえない友達をつくらないよう、一筋にがんばってきました」と訴えました。「歩こうDay」高校生実行委員会が「親の減収やリストラ、病気という理由で学ぶ権利を失うということがあっていいのでしょうか? どうにかして仲間を助けたい。『私学助成削減反対』という願いを掲げ、県や国に訴えていきたい」とアピールを提案し、満場の拍手で採択されました。
東京から駆けつけた全国私立学校教職員組合連合の永島民男書記長は「労働者が首を切られ、子どもが学校をやめざるをえなくなる負の連鎖を断ち切るセーフティーネットを行政がつくるべきです」とのべ、「全国二十三都道府県で、こうした取り組みがおこなわれ、県民の世論にしていく運動が沸き起こっています」と語りました。
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