2009年1月28日(水)「しんぶん赤旗」

「派遣切り」/寮追い出し/ホームレスに

すぐ生活保護申請・住居探し

共産党都議団が街頭相談


 日本共産党東京都議団は二十七日、東京・池袋駅東口で街頭労働相談を開き、雇用や生活など都民の切実な問題について相談に応じました。「何でもお気軽にご相談ください」とマイクで呼びかけ、ビラを配ると、解雇された青年や住まいを失った人など二時間で十四人が訪れました。


 一週間前に「派遣切り」された四十七歳の男性は、住むところがなくなり一度も入浴していないと打ち明け「風呂に入りたいし、洗濯もしたい」と訴えました。松村友昭都議、戸谷英津子練馬区議が男性とともに一時保護センターのある練馬区の区役所を訪れ、生活保護申請と一時貸付金の支給が受理されました。

 中学卒業以来、建設現場などで働いてきた五十四歳の男性は、年齢とともに体がもたなくなり職を失いました。二年前からホームレスになり、荒川河川敷に建てた小屋に住んでいるといいます。「ホームレス状態を脱したい」と相談を受けた古館和憲都議がすぐに党板橋区議団と連携し、住居探しと生活保護の申請手続きを進めることになりました。

 建設現場の寮を追い出され、池袋駅の地下道で二カ月寝泊まりしている元建設労働者の男性は、地下を締め出されてシャッターの前で凍死した人を見たといいます。都や二十三区の宿泊施設に空きがなく入所できないと訴え、引き続き詳しい相談に応じるため連絡先などを伝えました。

 行動は吉田信夫幹事長はじめ都議十人、党豊島、北区議団がとりくみ、山本としえ衆院東京10区予定候補、池内さおり同12区予定候補も参加しました。

 二月四日午後一時に第二回の街頭労働相談を東京・新宿駅東口で行う予定です。



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