2009年2月3日(火)「しんぶん赤旗」

浜松で党国会議員団

外国人派遣切り調査


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(写真)浜松市側(手前)に実態を聞く、(正面右から)ひらが、せこ、こくた、佐々木、 塩川の各氏ら=2日、浜松市役所

 外国人労働者の派遣切り等の実態をつかもうと日本共産党国会調査団は二日、外国人労働者数が全国三番目に多い静岡県に入りました。県内で外国人労働者(三万一千四百五十三人)がもっとも多く、自動車などの製造業が集中する浜松市で、実情を聞きました。

 佐々木憲昭(東海比例予定候補)、こくた恵二、塩川てつやの各衆院議員と、東海比例予定候補の、せこゆき子、ひらが高成(静岡8区重複)、浜松市議団らが参加しました。

 市からは、清田浩史企画部長、古橋利広学校教育部長ら六人が応対しました。

 佐々木氏は「外国人労働者が真っ先に犠牲になるなど、差別的な扱いを受けている場合が多いと聞きます。同市でつかんでいる実態を教えてほしい」とあいさつしました。

 市側は、外国人労働者の六割が派遣や請負で、全国平均(約三割)より高いことや市の緊急経済対策を紹介。離職者用に提供した市営住宅五十戸はすぐ満杯になり、五十人の臨時職員募集枠に二百二十四人からの応募があり、その九割を外国人が占めたことや、この二カ月で職業・生活相談が千五十四件寄せられたことを話しました。

 また、親の失職によって市内の外国人学校の生徒が急減し、給食費などの未納も増えている状況を示しました。外国人労働者の社会保険加入が一割と低い問題なども出ました。

 国にたいしては、市が単独で行っている、外国人子ども教育支援推進事業(今年度一億円)への支援を要望しました。

 これに先立ち、党調査団は、静岡労働局で聞き取りをおこない、外国人の相談窓口に対応する職員増の要望が出されました。一行はこの後、JMIU(全日本金属情報機器労働組合)の外国人労働者らに話を聞きました。



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