2009年2月3日(火)「しんぶん赤旗」
北九州市議選
自公政治への怒り示す
市田書記局長 会見で指摘
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日本共産党の市田忠義書記局長は二日、国会内で記者会見し、十人全員が当選した北九州市議選(一日投開票)の結果について「総選挙を目前にした政令市での結果であり、地方政治に加えて国政での自公政権の悪政に対する批判が非常に強かったということだと思う」と述べました。
市田氏は、同市議選の結果について、日本共産党が得票数も得票率も伸ばしたことを報告。定数減で党の議席占有率は15・63%から16・39%に伸び、「この結果、政令市では京都、大阪につぐ大きな市議団となった」と述べました。
同市議選では、自民党は現職三人を落選させて改選議席比で六議席後退。自民、公明、社民の各党は得票率を減らしました。
市田氏は、日本共産党が▽自公政治に真正面から立ち向かって暮らしを守る立場を貫ける党か▽大企業にモノが言える党かどうか▽無駄づかい・予算の使い方を正せる党かどうか―との争点をかかげ、国政の問題と地方政治の問題を結びつけて論戦に挑み、共感をえたと述べました。
また記者団から、麻生太郎首相の地元でもある同市で日本共産党などが伸び、自民党に厳しい結果になった原因について問われた市田氏は、雇用問題や後期高齢者医療制度、定額給付金など「北九州市に限らず、全国的にいまの麻生自公政権に対する怒りは強い」と指摘しました。
同日の地方選挙では、他の自治体でも日本共産党が得票数を伸ばして当選を勝ち取っていることを報告しました。