2009年2月14日(土)「しんぶん赤旗」

大企業は社会的責任果たせ

連帯し雇用・暮らし守ろう

中央総行動 労働者・業者・農民ら


 「連帯して雇用も暮らしも守るぞ」。かつてない雇用と営業、生活の危機打開をめざす国民要求実現中央総行動が十三日、東京・霞が関一帯で行われました。全労連など労働組合や各層団体でつくる実行委員会の主催で、宣伝や集会、交渉、パレードなどにのべ一万人が参加。「なくせ貧困」「仕事よこせ」など切実な願いをかかげてたたかい、政治転換めざす熱気に包まれました。


こくた・笠井両氏あいさつ

 日比谷野外音楽堂での中央集会は二度にわたって行われ、七千五百人が参加しました。

 労働者や中小業者、女性、青年、農民らが「労働組合をつくり解雇を撤回させた」「仲間を増やして反撃している」「つぶされてたまるか」と解雇や不況にも屈せず立ち向かっている状況を報告するたび、「頑張れ」「そうだ」の声や拍手がわき起こりました。

 あいさつした全労連の大黒作治議長は、労働者派遣法を活用して「派遣切り」をやめさせ、直接雇用させる「一大運動」を呼びかけました。「非正規切り」に対して五十の労組が結成されていると紹介し、「大企業に社会的責任を果たさせ、不況打開と国民生活を守るため力をあわせよう」と訴えました。

 中央集会では、日本共産党から、こくた恵二国対委員長、笠井亮衆院議員が連帯あいさつ。

 農民連のトラクターを先頭に銀座、国会へデモ行進した参加者は、日本経団連前で「大企業は労働者を使い捨てるな」などと怒りの声を上げました。

 福島県から来たパートの女性(48)は、「モー、我慢も限界」と牛の着ぐるみでパレード。「ホンダで働く夫は減産で今月はわずか四日の勤務。先の生活が見えません。大企業に雇用と生活を守る社会的責任を果たさせたい」と話しました。



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