2009年2月15日(日)「しんぶん赤旗」
「後期医療よくない」
1時間で246人署名
東京・巣鴨
東京都豊島区の巣鴨地蔵通り商店街で十四日、全国老後保障地域団体連絡会(老地連)と東京社会保障推進協議会(東京社保協)が後期高齢者医療制度の廃止を求める署名と、「いのち・くらし無料相談」を行いました。
暖かな陽気のなか、アコーディオンや獅子舞も繰り出して、にぎやかに宣伝行動。三十九人が参加し、一時間で二百四十六人分の署名を集めました。
署名に応じた板橋区に住む男性は、七十五歳になったばかり。二月に初めて後期高齢者医療制度の保険料が年金から天引きされたといいます。天引き金額が二万円も増えたことに疑問があり、「月曜日に社会保険庁に相談にいく。二万円も急に引かれたら大きい。この制度は、分からないところが多すぎる。よくないよ」と語っていました。
大田区から来たという女性(84)は「私は戦争を経験した世代で、戦前戦後、お米一粒だって無駄にしてこなかった。こんな年寄りをもっと大事にしてもらいたい」と話します。
署名を訴えた男性は「お店の人が、わざわざ外に出てきて署名をしてくれ、頑張ってほしいと声をかけてくれた。とても力強く感じた」と感想を述べました。
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