2009年2月19日(木)「しんぶん赤旗」
政府に温暖化対策迫る
15万人分の署名を提出
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公害・地球環境問題懇談会は十八日、実効ある温暖化対策を政府に求める院内集会を国会内で開催しました。各団体は、温室効果ガスの削減義務化などを政府に求めた「国民署名」約十五万人分を持ち寄りました。
主催者代表としてあいさつにたった「全国公害被害者総行動」の小池信太郎運営委員長は、「財界の『自主行動計画』に任せた結果、日本は温室効果ガスを増やしてしまった」と、排出量削減に真剣に取り組まない電力や鉄鋼業界を批判。全労連の大黒作治議長は、二十四時間働かされている労働者の実態を示しながら、「働き方を変えれば、温暖化対策にもなる。働くルールの確立が大事だ」と指摘しました。
シロクマの帽子をかぶって参加した新日本婦人の会神奈川県本部の北郷朋美さんは「ある小組では、家庭だけでは限界があると、一気に三十五人分の署名が集まった」経験を紹介。同埼玉県本部の加藤ユリ会長は「消費者団体の会合で温暖化対策の法制定を求めている『メーク・ザ・ルールキャンペーン』の署名を提案したら、扱いたいということになった」と報告すると大きな拍手がわきました。
集会には、日本共産党の吉井英勝衆院議員をはじめ、民主、公明、社民の各党議員が参加し、連帯のあいさつをしました。
集会後、参加者は全参院議員を訪問。十三人が紹介議員となりました。
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