2009年2月21日(土)「しんぶん赤旗」

肝炎医療費の負担軽減

4野党 助成法案を衆院に提出


 日本共産党、民主党、社民党、国民新党の野党四党は二十日、B型・C型肝炎患者の治療費負担を軽減するため、国の責任で医療費を助成する肝炎医療費助成法案を衆議院に提出しました。日本共産党の高橋ちづ子衆院議員が参加し、衆院事務総長に法案を手渡しました。

 現在、肝炎患者の治療費は月五万円を超えるなど過大な負担になっています。法案は、B型・C型肝炎の患者がインターフェロンやその他の抗ウイルス剤を使った治療を受ける場合の自己負担額を、原則月一万円(住民税非課税の場合はゼロ)に軽減します。

 法案は、B型・C型肝炎ウイルスへの感染は国の責任でもたらされたと位置づけ、緊急の措置をとるためのもので、患者団体が強く求めてきました。

 法案提出後の記者会見で、高橋氏は「与党が昨年出した肝炎対策基本法案とセットでいい法案をつくろうと呼びかけたい。早い時期に法案を成立させたい」と述べました。



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