2009年2月24日(火)「しんぶん赤旗」
長浜キヤノンは撤回を
「請負切り」 共産党が申し入れ
滋賀
滋賀県長浜市の長浜キヤノンが約千人の請負労働者を雇い止めすると公表した問題で二十三日、日本共産党の川内たかし衆院近畿比例予定候補(滋賀1区重複)らが「『請負』労働者の大量切り捨ての撤回を求める緊急申し入れ」を同社に提出しました。
同社は十七日、「減産」のため「請負契約を終了」し、約千人の労働者が影響を受けると公表しました。申し入れは「労働者と家族が路頭に投げ出され、地域経済や自治体財政に深刻な影響を与える」とし、大量解雇を中止し、社会的責任を果たすよう求めています。
また、同社は二〇〇八年九月末で三兆三千億円を超す内部留保があり、雇用の維持は可能で、「偽装請負」是正指導を受けたことからも労働者の直接雇用、正社員化を進めるべきだ―と指摘しました。
長浜キヤノンが請負各社に「雇用維持に向けての努力」「退職手続において法令遵守」を求めていることでも、「解雇原因の長浜キヤノンこそ、その責任を果たすべき」だと指摘しています。
申し入れは日本共産党県委員会、県議団などが同社とキヤノン本社にあてたもので、申し入れには竹内達夫長浜市議も参加しました。
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