2009年2月28日(土)「しんぶん赤旗」
消費増税法案
来年の国会にも提出
佐々木議員に首相認める
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日本共産党の佐々木憲昭議員は二十七日の衆院財務金融委員会で、消費税増税法案の提出時期について麻生太郎首相の認識をただしました。二十日の同委員会で与謝野馨財務・金融・経済財政相は同法案を早ければ来年の通常国会に提出すると答弁していました。麻生首相は「与謝野大臣と同じ」と述べ、法案提出を認めました。
佐々木氏は、昨年十月三十日の会見での首相の消費税増税発言について、「(周りと)事前に打ち合わせをした上での発言か」と質問。麻生首相は「していない」と答え、自らの判断で消費税増税を持ち出し、主導したことを明らかにしました。
佐々木氏は、消費税増税は、次の総選挙で選ばれる議員が決めることになると指摘。「総選挙の争点として、国民に増税に賛成か、反対かの選択を仰ぐのか」と追及。麻生首相は、年金などの財源として「負担をお願いしている」と否定しませんでした。
与謝野財務相が基礎年金の国庫負担二分の一引き上げ財源として増税が必要と述べたのに対し、佐々木氏は、定率減税廃止分を年金財源にあてるとしながら、五分の一しかあてていない実態を突きつけ、「一つの証文で二度借金を取り立てることと同じ」と批判。「消費税増税は絶対に認めるわけにはいかない。総選挙の最大争点とするなら、われわれは国民に厳しく問いかけてたたかう」と強調しました。
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