2009年3月5日(木)「しんぶん赤旗」
3分の2再議決に抗議
「給付金」財源法案で志位委員長
日本共産党の志位和夫委員長は四日、「定額給付金」の財源を確保するための財源特例法案が衆院で再議決された後の記者会見で、自民・公明両党による三分の二の議席を使った再議決について、強く抗議しました。
志位氏は、「定額給付金」について、「国民の圧倒的多数がなお反対している」と紹介。「国民は、定額給付金が生活対策にも、景気対策にもならず、公金を使った『選挙買収』だという本質を見抜いている。こういう金があるなら、本当に困っている人のために集中的に使ってほしいというのが国民の気持ちだ」と強調しました。
また志位氏は、麻生内閣が「定額給付金とセットで消費税増税を打ち出したことも強い怒りを招いている」と指摘。「国民の強い怒りがあるもとで、三分の二の数の暴力をまた使い再議決したことに強く抗議したい」と述べました。