2009年3月9日(月)「しんぶん赤旗」
憲法と生活守ろう
国際女性デー 中央大会
東京 男女平等めざし
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国際女性デーの八日、全国各地で「雇用とくらしの破壊を許すな」「憲法と平和を守れ」と集会が開かれました。
東京では二〇〇九年国際女性デー中央大会(主催・同中央大会実行委員会)が千代田区で開かれ、九百人が参加しました。
主催者を代表して、高田公子新婦人会長が開会あいさつしました。切実な要求の実現を掲げ、反戦平和、連帯の日として運動してきた世界の女性たちの伝統と歴史を受け継ぎ、男女平等、ルールある社会へ変えていくことをのべました。
さまざまな職業や分野の女性たちが交流、連帯しました。四歳の娘と登壇した茨城県取手市の専業農家の女性は、農産物輸入、減反推進の政府の姿勢を批判。「農家の時給は百七十九円。悪政に苦しめられているのは農民も労働者も同じ。悪政への怒りを力に、一緒に政治を変えましょう」と会場によびかけました。
ピンクのエプロン姿の業者女性たちは、「空前の不況のもと仕事がなくなり、妻たちはパートに出、生活費を稼いでいる」と発言。大企業の下請け切りと業者・国民いじめの消費税増税を批判しました。カエルの帽子をかぶった全労連女性部の組合員は、人間らしく働ける職場へのルールづくり、セクハラや女性差別とのたたかいを話し「職場・社会をカエル!」と決意をのべました。
映画監督の新藤風さんが映画製作に対する思いを講演。日本国際ボランティアセンターの長谷部貴俊さんがアフガニスタンの現状を報告しました。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長をはじめ国内外から多数の連帯のメッセージが送られました。国際婦人年連絡会の江尻美穂子世話人、日本共産党の吉川春子前参院議員が来賓あいさつしました。
中央大会閉会後、参加者はパレードしました。
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