2009年3月10日(火)「しんぶん赤旗」
世論調査
内閣・民主双方の支持率
市田氏「当然の結果」
日本共産党の市田忠義書記局長は九日の記者会見で、報道各社の世論調査で、民主党の支持率が下がり、麻生内閣の支持率も低迷していることについて問われ、「当然の結果だ」と述べました。
市田氏は、西松建設違法献金事件で民主党の小沢一郎代表の説明が「不十分だ」と答えた人が八割にのぼったことなどに関連し、小沢氏や二階俊博経産相が“浄財をいただくのにいちいち出所を詮索(せんさく)しないのが常識だ”などと発言しているのは、「国民への説明責任を果たしていない」と批判。「公共事業受注企業の西松建設と関係のある政治団体から多額の献金を受けているなら、どういう団体かを調べるのが常識だ。“詮索しないのが常識”という言い方が国民の納得を得ないのは当然だ」と強調しました。
市田氏は「自民党も民主党も金権腐敗という点で共通している」と強調。自民、民主双方が国会で正面から金権疑惑を追及していないと指摘し、「傷のなめ合いで疑惑にふたをすることは絶対にあってはならない。汚れたカネで政治がゆがめられている疑惑がある以上、真相究明のために力を尽くすのが政党の責任だ。それをやらないのは民主主義にとって自殺行為、政治的退廃の極みだ」と述べました。
【Movie】自・民の支持率低下は政治腐敗への国民の批判 市田書記局長(09.3.9)