2009年3月11日(水)「しんぶん赤旗」
年度末の大量「派遣切り」
あきらめず たたかおう
ラジオで 志位委員長よびかけ
日本共産党の志位和夫委員長は九日夜、FMラジオJ‐WAVEの情報番組「JAM THE WORLD」に出演し、三月末に向け大量の「派遣切り」の強行が危ぐされていることについて、「『雇い止め』の通知がきても、ぜひ、あきらめないでたたかおう」と呼びかけました。(番組の発言詳報)
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志位氏は、「いま全国百二十の企業・職場で組合がつくられたり、既存の組合に結集したりして非正規の労働者の方々が立ち上がっています。泣き寝入りしないで、立ち上がれば道は開けます」と述べ、現行法のもとでも、雇い止めを許さず、直接雇用―正社員化を勝ち取る道があることを力説しました。
派遣労働には最長でも三年の期間制限があり、それを超える場合、派遣先の会社には、派遣労働者に直接雇用を申し込む義務が生じます。志位氏は、いまの派遣労働者は、期間制限を超えて働かされているケースが多く、「当然、直接雇用・正社員にする義務が、派遣先に生まれてきます」と強調しました。
衆院予算委員会での志位氏の質問(二月四日)で「偽装請負」だった期間も派遣期間に通算されると厚生労働相が答弁したことも紹介しながら、「ぜひあきらめないで、労働局に申告してほしい」と呼びかけ。また、「ぜひ、お近くのユニオンに相談していただきたいし、私たちも相談にのります」と述べました。