2009年3月15日(日)「しんぶん赤旗」
ソマリア沖派兵
殺すな 殺されるな
派兵強行に市民らが抗議
護衛艦が出航した十四日、「非核の呉港を求める会」は呉市内で派遣反対集会を開きました。労組や市民団体などから約五十人が参加しました。
会代表世話人の本藤修氏が基調報告し、「今回の派兵はアメリカと財界の要求である。歴史の本流、大義は私たちにある。きょうから新しいたたかいに踏み出そう」と呼びかけました。ヒロシマ革新懇の利元克巳事務局長が「違法な派兵に反対する声を地域・職場から広げていこう」と訴えました。
中尾元重岡山平和委員会会長と早坂義郎安保破棄中央実行委事務局長が連帯あいさつ。早坂氏は、ソマリア沖への派兵や「海賊対処」法案のねらいが海外派兵の恒久法の制定や集団的自衛権の行使にあると指摘しました。
参加者は、派兵の中止・平和憲法にふさわしい対応を求めるとの集会決議を採択、市内をデモ行進しました。
参加した男性(76)は「相手が誰であれ自衛官が海外で人を殺傷することはあってほしくない」と話していました。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、仁比聡平参院議員、安保破棄大阪実行委などが連帯のメッセージを寄せました。