2009年3月17日(火)「しんぶん赤旗」

参院拉致特が現地調査

山下議員が参加

新潟・佐渡


 参院拉致問題等特別委員会は十六日、曽我ひとみさんと母親のミヨシさんが拉致された新潟県佐渡市の現場を視察したほか、県と市からの聞き取り調査やひとみさんとの懇談を行いました。日本共産党の山下芳生議員ら各党の同委所属議員が参加しました。

 自治体関係者やひとみさんからは、依然行方が分からないミヨシさんの捜索、救出を含む拉致問題の早期全面解決、事件関連情報の把握のほか、来年三月で期限が切れる拉致被害者等給付金の支給延長などの要望が出されました。

 高齢者介護に従事しているひとみさんは、「母にしてあげられないことを、母親のことを思いながら(お年寄りに)させていただいています。早く母といっしょに暮らせるようになりたい」と訴えました。また、二人の娘さんについて、日本語能力は向上しているものの、日本の地名や生活習慣などで不慣れなことも多いほか、地域に同世代の友人が少ないことなどが母親として心配だと語りました。

 山下議員は、「私たちもいっしょにがんばります」と声をかけました。



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