2009年3月19日(木)「しんぶん赤旗」
“3つの共同目標”で連帯し新しい日本への道開こう
全国革新懇街頭演説 志位委員長ら訴え
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「日本の政治の大きな変革を」と、全国革新懇は十八日、東京・新宿駅西口で街頭演説を行いました。日本共産党の志位和夫委員長、新婦人の高田公子会長、民青同盟の田中悠委員長、全商連の国分稔会長、民医連の長瀬文雄事務局長、農民連の笹渡義夫事務局長、全労連の大黒作治議長の七氏が、金権腐敗政治の一掃、雇用と国民生活を守るために、「総選挙で新しい日本を切り開こう」と呼びかけました。
志位氏は、世界的な経済危機の中で真剣な対応が問われているのに、政治が深刻な閉塞状態におちいっていることを、自民、民主の実態にふれて指摘。いまの政治を「大本からかえる必要があります」と訴え、革新懇の“三つの共同目標”(生活向上・民主主義・平和)で「大きな社会的連帯をつくろう」と呼びかけ、拍手を受けました。
民主主義については、西松建設の違法献金問題にふれ、自民、民主両党は「政党としての自浄能力が問われている」と指摘。「根っこを絶とうとしたら、企業・団体献金の禁止が必要です」と述べ、あわせて政党助成金の撤廃を訴えました。
暮らしについては、日本の景気が急激に悪化した背景にある「外需・輸出頼み、内需・家計ないがしろ」のもろい体質を変えるために、家計応援の経済政策への大転換を訴え。「『ルールなき資本主義』を正し、『ルールある経済社会』に大きくかじを切り替えるために力を合わせましょう」と訴えました。
最後に志位氏は、「総選挙後の政権協力はどうするのか」というメディアからの問いかけをとりあげ、自民党とはもちろん民主党とも政権協力の条件はないが、日本共産党が前進・躍進すれば積極的な政策提言で政治をリードする役割を果たしていきたいと決意を表明。同時に、「日本共産党が前進・躍進すれば、日本の政治に必ず前向きな激動が起こってきます。そのなかで新しい政治潮流も生まれるでしょう。そうした未来ある流れを一つに合流させ、統一戦線をつくって新しい日本をつくろうというのが私たちの立場であり、その第一歩にするためにも日本共産党を伸ばしてほしい」と訴え、拍手を受けました。
各団体の代表は、それぞれの分野から自民党政治の貧困な現状を告発。「昨年末から百を超える労組が誕生し、不当な解雇をストップさせる流れをつくってきた。この流れを春闘でさらに大きくしよう」(大黒氏)、「消費税導入からの二十年は福祉破壊の連続。一回の給付金で消費税増税を押し付けることは許されない」(高田氏)、「『派遣切り』にあってもあきらめないで。大企業には責任も体力もある。総選挙で青年を苦しめる政治を変えよう」(田中氏)などと訴えました。
都内で介護の仕事をしている男性(43)は、「政治の力で社会保障予算が手厚くならなければいけない。それをやってくれる党に都議選や総選挙では投票したい」と語りました。