2009年3月20日(金)「しんぶん赤旗」
3つの実行が先決
企業・団体献金禁止
小沢発言で志位氏が会見
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日本共産党の志位和夫委員長は十九日の記者会見で、民主党・小沢一郎代表の「企業・団体献金を全面禁止」発言について問われ、次のように述べました。
一、企業・団体献金の全面禁止は、日本共産党が一貫して主張してきたことで、これは当然のことだ。しかし小沢代表は、それを言う前に、なすべきことが少なくとも三つある。
一、第一に、小沢氏は長い政治経歴のなかで多額のゼネコン献金、企業献金をもらい続けてきた。小沢氏自身が会見で「身に余るほどの献金をいただいている」(四日)と述べている。巨額の献金をもらい続けたことが、よかったことなのか、悪いことだったのか、その総括を国民の前にきちんと明らかにする必要がある。
第二に、西松建設からの献金を二つのダミー団体からの献金であるかのように偽装した違法献金疑惑について、小沢氏は国民に納得のいく説明をしていない。この説明責任を果たすことが当然求められる。
第三に、本気で企業・団体献金禁止をいうなら、まず小沢氏自身が企業・団体献金を受け取らない意思を明らかにすべきだ。民主党も政党として受け取らない態度を明らかにする必要がある。日本共産党は法律で禁止されていなくても、企業・団体献金は一貫して一銭も受け取っていない。法律がなくとも、これは政党、政治家の判断でできることだ。
一、少なくともこの三つのことをやるのが先決だ。それを行って初めて小沢氏は国民の前に企業・団体献金の禁止を提起する資格が生まれてくる。
【Movie】小沢氏の企業・団体献金禁止発言について 志位委員長が会見(09.3.19)