2009年3月20日(金)「しんぶん赤旗」
雇用保険法改正案を可決
衆院本会議で全会一致
衆院本会議は十九日、雇用保険法改正案を全会一致で可決しました。同法案は非正規雇用労働者のセーフティーネット拡充を求める国民の要求とたたかいを一定反映したものです。
同法案は、雇用保険を受給できる要件(保険料納付期間)を、「過去一年」(自己都合・雇い止めの場合。会社都合は六カ月)から「過去六カ月」(雇い止めの場合)に短縮。非正規社員の加入要件も、「一年以上の雇用見込み」から「六カ月以上の雇用見込み」に緩和しました。
施行期日は三月三十一日とし、年度末(三月末)の失業者にも対応します。
日本共産党は、深刻な雇用情勢のなか、すべての失業者に雇用保険の支援がゆきわたる制度にすることを提起してきました。