2009年3月21日(土)「しんぶん赤旗」
関西経済同友会・萩尾常任幹事と吉井議員講演
経済危機の打開さぐる
大阪・豊中 共産党が懇話会
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大阪府の日本共産党豊中地区委員会主催の日本経済・関西経済懇話会が二十日、豊中市内で開かれ、企業経営者や自治会長、弁護士、税理士など百十四人が参加しました。
今の経済危機を打開する上で、豊中の各界の人たちと立場の違いを超えて率直な懇談を深め、人間らしい働き方の確立や雇用と経済を立て直す取り組みの大きなステップにしようととりくまれたものです。
関西経済同友会の萩尾千里常任幹事と日本共産党の吉井英勝衆院議員が講演しました。
萩尾氏は、サブプライム問題などアメリカの市場経済について、「理念の無くなった市場経済は狂気になる」と指摘。「アメリカを支える大きな産業の足腰が弱くなっているなか、アメリカがこのままでは世界をリードしていく経済を支えていけるのか心もとない」とのべました。
吉井氏は、円高・低金利政策を決めた一九八五年のプラザ合意や規制緩和路線などアメリカいいなり、財界の利益優先の経済政策を振り返り、「このときに企業がもうけたお金(内部留保など)が税として国民に還元され、雇用の安定と賃金の引き上げにつながっていれば、危機の時代に内需によってそれを乗り越える力になった」とのべました。
日本共産党の久門しょうじ衆院大阪8区予定候補や堀田文一府議も参加しました。