2009年3月21日(土)「しんぶん赤旗」
保育所待機児対策求める
笠井衆院議員ら厚労省にただす
保育所への入所希望者が急増していることへの国の対策と保育所制度改変について、日本共産党の笠井亮衆院議員は十三日、厚生労働省から説明を聞きました。池田真理子、谷川智行、とくとめ道信各衆院東京比例予定候補と小選挙区予定候補、田村智子参院東京選挙区予定候補、都議予定候補らが同席しました。
参加者は入所希望急増について地域の実情を示し、国有地活用や母子家庭への対応など緊急の対策を求めました。保育所制度について厚労省社会保障審議会少子化対策特別部会第一次報告が公的責任を後退させるとして見解をただしました。
厚労省担当者は国有地の活用について意義を認めつつも、まず賃借料の補助などで対処したいと答え、母子家庭の状況や子どもの貧困は国会でも議論されており、可能な策を検討したいとのべました。
一部自治体で厚労省が示す保育所の最低面積の基準から逸脱した運用が行われているとの指摘に、厚労省側は「自治体に問い合わせる」と答えました。
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