2009年3月28日(土)「しんぶん赤旗」
大資産家優遇を批判
参院総務委 山下議員が反対討論
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参院総務委員会は二十七日、二〇〇九年度予算の関連法案である地方税法「改正」法案と、地方交付税法「改正」法案の採決を行い、日本共産党などの野党の反対多数で否決しました。
反対討論に立った日本共産党の山下芳生議員は、地方税法「改正」法案は、上場株式の配当・譲渡益への一律10%軽減税率を復活させるもので、「上場株式を大量に所有する大資産家優遇を拡大するものであり、認められない」と述べました。
地方交付税「改正」法案については、交付税の増額は四千億円程度、雇用対策費五千億円は二年間限りとしていることなどを批判。「交付税率の引き上げなど、抜本的な対策を行うべきだ」と主張しました。