2009年3月30日(月)「しんぶん赤旗」

街頭相談 豚汁手に一息

東京・渋谷駅前


 「漫画喫茶に泊まるお金もない。仕事に就きたい」。東京・渋谷区の労組・民主団体などでつくる「STOP! 首切り・雇い止め! 労働生活相談会」実行委員会は二十九日、JR渋谷駅南口で街頭相談を行いました。日本共産党といっしょに日本をかえるネットワーク・全国交流センターが協力しました。三十九人が参加。二時間で十人が相談に訪れました。

 “派遣切り”にあい、家賃を払えないならとアパート退去を迫られた川口市の男性(40)に、日本共産党の田中まさや都議予定候補(同区)は「すぐ出る必要はない」とアドバイス。男性は、「規制緩和で大変になるのはわかっていた。政府は国民に痛みばかり押し付けている」と話しました。

 大分市から職探しに一週間前に上京した男性(28)は、漫画喫茶で寝泊まりしていましたが、所持金が尽きました。「キャバクラ店員の面接結果が明日出る。でも昼の仕事に就きたい」。職や住居について引き続き相談することになり、用意されたおにぎりと豚汁を手に一息ついていました。



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