2009年3月30日(月)「しんぶん赤旗」
志位委員長、東京・大田の各界と懇談
中小企業支援は内需振興の力
「実現ぜひ」 電設協同組合理事長
日本共産党の志位和夫委員長は二十九日、東京都大田区で区内の建設、電機、運送、不動産など中小企業経営者、障害者団体、医療・福祉関係者、宗教者、町会長、自治会長、市民団体など各界の人たちと懇談しました。
志位氏は、「日本経済と中小企業の未来を考える」と題して講演し、「雇用確保と社会保障拡充こそが最大の景気対策だ」と述べるとともに、中小企業支援が、いかに内需振興の力になるかについて力説。中小企業が「利益の最大化」よりも「雇用の確保」や「社会への貢献」を重視していること、地域経済への波及効果が大きいなどの特徴をあげ、支援の大切さを訴えました。
志位氏が、二〇〇九年度の中小企業予算は千八百九十億円、一企業あたり四万五千円なのに対し、米軍への「思いやり予算」が米兵一人当たり八百十一万円であることを紹介し、中小企業予算の増額を訴えると、驚きの声とともに、うなずく姿が。
参加した建設会社社長は入札制度の改革を求め、はすの実作業所の岩塚道枝所長は、区内の自動車部品会社が十月以降、仕事が三分の一に減ったと述べ、「ルールある経済社会をつくって雇用を増やしてほしい」と要望を述べました。
初めて懇談に参加した大田電設協同組合の理事長は「(共産党の)いっている内容は影響力もあると思うので、ぜひ支持を伸ばして実現に取り組んでほしい。行政が民間まかせでなく、官と民の連携で新しい仕事、雇用をつくり出してほしい」と語りました。
懇談には、池田真理子衆院東京比例候補、沢田英次衆院東京3区候補、渋谷要同4区候補、かち佳代子都議、黒沼良光都議候補(区議)、党大田区議団も参加しました。