2009年4月7日(火)「しんぶん赤旗」
グアム協定廃案へ全力
志位委員長 沖縄県議会要請団に表明
|
日本共産党の志位和夫委員長、赤嶺政賢衆院議員は六日、国会内で、沖縄県議会野党会派の要請団から「在沖縄米海兵隊のグアム移転に関する協定」批准反対の要請を受け、同協定の廃案に全力を挙げると表明しました。
要請団は、渡嘉敷喜代子団長(社民・護憲ネット)、前田政明(日本共産党)、瑞慶覧功(社大党、結の会)、上里直司(民主党)、奥平一夫(無所属クラブ)の五氏。
渡嘉敷団長は、沖縄県議会が三月二十五日に、グアム「移転」協定を批准しないよう首相や外相らに求める「意見書」を賛成多数で可決したことを紹介。協定の批准阻止のための日本共産党の協力を求めました。
志位氏は、「グアム協定」は▽米海兵隊のグアム「移転」費用を日本国民の税金で負担する▽名護市辺野古沿岸域の新基地建設をすすめる―という「二重の“毒”を押し付けるものであり、沖縄の負担軽減にはならない」と指摘。「沖縄県民の気持ちを踏みつけにすることを繰り返させてはならない。力を合わせてがんばりましょう」と応じました。
前田県議は「米軍再編が進められている中で、意見書があげられたのは意味がある。県議会の野党含め超党派でがんばっていく」と表明しました。
志位氏は「辺野古沿岸にこれから半世紀も続く基地を造るのは許せない。国会でグアム協定の審議をつくし、廃案にするためにがんばりぬきたい」と激励しました。
■関連キーワード