2009年4月8日(水)「しんぶん赤旗」
国会決議への日本共産党の態度について
こくた国対委員長語る
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日本共産党のこくた恵二国対委員長は、七日の野党国対委員長会談や記者会見で、衆院本会議での「北朝鮮によるミサイル発射に抗議する決議」への日本共産党の態度について語りました。
こくた氏は、北朝鮮のロケット発射そのものについては、「地域の平和と安定に緊張をもたらす恐れのある行動であり、きわめて遺憾である」と表明しました。日本共産党は北朝鮮のロケット発射の前から、志位和夫委員長が記者会見し、北朝鮮に強く「自制」を求め、発射時にも「きわめて遺憾」とする談話を発表しています。
同時に、こくた氏は国会決議は、「全会一致で北朝鮮に自制を求めた前回(三月三十一日)決議がベースになるべきだ」と指摘。「国際的な無法行為を清算していない相手(北朝鮮)だからこそ、日本がよって立つ足場をしっかりさせてものをいう必要があるからだ」と表明しました。
こくた氏は、「いま大切なことは北朝鮮による核兵器開発をやめさせるというもっとも重要な目的を達成するために、外交努力を続けることだ。そのためには、六カ国協議での対話再開に向けて努力をつくすことが重要だ。今回の決議は、外交的な交渉で北朝鮮に核兵器開発を放棄させていくうえで、障害を持ち込むことになる」とのべました。
【Movie】北朝鮮ロケット問題の解決は外交努力こそ こくた国対委員長が会見(09.4.7)
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