2009年4月9日(木)「しんぶん赤旗」
リンゴ被害の農家守れ
共済加入へ支援増やせ
紙議員が要求
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日本共産党の紙智子議員は七日の参院農林水産委員会で、気象災害によるリンゴの被害対策について質問しました。
青森県では昨年、霜やひょうの被害に加え、つる割れが大量に発生し、リンゴの価格も昨年十二月には前年比65%にまで下落。果汁用リンゴも十数円から数円に暴落しました。
紙氏は、被害面積は一万三千ヘクタールにおよぶのに、唯一の経営支援である共済金が支払われたのは被害面積の5%に満たないことを指摘。生産者がすべての災害に備えて共済加入ができるよう、掛け金の国庫負担率を引き上げることを求めました。
石破茂農水相は、「どうすれば対応できるのかいろんな方向から検討しなければならない」と答えましたが、国庫負担の引き上げは否定しました。