2009年4月12日(日)「しんぶん赤旗」

多重債務解決さらに

佐々木・仁比議員参加 議員連盟が総会


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(写真)多重債務問題対策議員連盟であいさつする佐々木憲昭議員=10日、国会内

 多重債務問題対策議員連盟は十日、国会内で総会を開き、商工ローン大手のSFCG(旧商工ファンド)の破たんについて、日栄・商工ファンド対策全国弁護団の新里宏二副団長が報告しました。

 新里氏は、度重なる違法行為や二度の業務停止で国内での資金調達が難しくなった同社が、「海外での証券化によって資金調達を図り、サブプライム問題や不動産ローンの失敗などで資金調達できなくなり、破たんした」と強調。「貸金業法改正による金利引き下げによって破たんしたのではない」と指摘しました。

 また新里氏は、「経済危機にはびこるのが高利貸し・商工ローンだ。ここで高利貸しがはびこれば、さらに自殺や倒産が増える。庶民の暮らし(の負担)が軽くなる仕組みにしてほしい」と求めました。

 総会には、日本共産党から佐々木憲昭衆院議員と仁比聡平参院議員が参加しました。

 佐々木氏は、ヤミ金に悪用されている携帯電話の情報を、市民から提供されながら放置した警察の対応を国会で追及したことを紹介し、「一つ一つ問題を取り上げ動かしていくことが大事。みなさんと連帯してがんばりたい」とあいさつしました。

 総会には、自民、公明、民主、社民など各党の議員も参加しました。


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