2009年4月18日(土)「しんぶん赤旗」

集まれ非正規労働者

全労連 21・22日に行動


 全労連の小田川義和事務局長は十七日、都内で記者会見し、派遣切りなどとたたかう労働者・労働組合が全国から結集して、解雇や雇い止めをやめさせ、労働者派遣法の抜本改正を求める集会や行動に取り組むことを明らかにしました。

 派遣切りなどに抗して昨年十二月から結成された全労連傘下の労働組合は百十を超えており、正社員化などを求めて団体交渉や労働局申告、裁判などでたたかっています。

 こうした労組が結集して大規模な行動に取り組むのは初めてです。

 小田川氏は、派遣労働者が正社員化を求めてきた日本トムソンで会社側が直接雇用を打ち出すなど、たたかいを前進させていると報告。その当事者みずからが行動を起こすことで、大企業に社会的責任を果たさせるとともに、今国会の焦点である労働者派遣法の抜本改正につなげていきたいとのべました。

 二十一日に交流集会を開き、二十二日には諸団体とつくる「許すな!雇用・営業・暮らし破壊」緊急行動実行委員会の中央行動に参加。宣伝や厚労省との交渉、デモ行進、派遣法抜本改正を求める集会などを行います。

 小田川氏は、厚労省が偽装請負を合法化する「応答集」を出したことについて、派遣がだめなら請負で続けようという動きであり許されないとして、この取り組みのなかでも追及していく考えを強調しました。



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