2009年4月24日(金)「しんぶん赤旗」
政策会議は無用に
消費者庁問題 大門議員が主張
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日本共産党の大門実紀史議員は二十三日の参院消費者特別委員会で、消費者庁が機能を十分果たすために行政機能の見直しを提起しました。大門氏が取り上げたのは現在すでに存在している「消費者政策会議」。同会議は首相が会長を務め、閣僚で構成しています。
大門氏は、消費者政策会議の行っている内容について、「一年に一度の会議で、すでに各省庁がやったことを寄せ集めて報告書を作っているだけ。本来この会議がもっと機能していれば、いま問題になっているいくつかの被害を防げていたはずだ」と指摘。これからは消費者委員会が設置されるので、消費者政策会議は無用になると述べ、「消費者政策会議をこの機会になくすべきだ」と主張しました。
野田聖子消費者行政担当相は、「消費者庁ができた後ではさまざまな行政の動きが出てくると思う。運用のなかで対処していきたい」と答弁しました。
法案共同修正提案者として答弁した日本共産党の吉井英勝衆院議員は、「消費者行政の強化・一元化を目的とした消費者庁の発想に合わないものについては必要な措置を考えるべきだ」と述べました。
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