2009年4月25日(土)「しんぶん赤旗」
夫婦別姓など審議を
参院に民法一部改正案提出
紙、仁比両議員ら野党共同で提案
日本共産党の紙智子、仁比聡平の両参院議員は二十四日、民主党、社民党、無所属の議員とともに野党共同提案の「民法の一部」改正案を小幡幹雄参院事務総長に提出しました。
法案提出は一九九八年以来十三回目です。▽選択的夫婦別姓▽女性の再婚禁止期間を百日に短縮▽婚姻年齢を男女とも十八歳にする―などが主な柱です。
紙氏は、現行法では離婚後三百日以内に生まれた子は「前夫の子」と推定する民法の規定(七七二条)により、子どもの出生届が受理されず無戸籍児になるという「深刻な社会問題がおきている」と指摘。選択的夫婦別姓もふくめ「切実な問題を早く解決するために、がんばりたい」と表明しました。
仁比氏は、与党内でも民法改正について賛成の立場の議員がたくさんおり、女性差別撤廃条約の選択議定書の批准についても議論が進められていると述べ、「国会が審議を始めることが今こそ求められている」と要請しました。