2009年4月28日(火)「しんぶん赤旗」
国政でも都政でも悪政に正面対決
暮らし守る共産党都議団の3つの値打ち
文京での演説会 志位委員長訴え
日本共産党の志位和夫委員長は二十七日、東京都文京区の文京シビックホールで開かれた演説会で、迫る総選挙と目前の東京都議選(七月三日告示、十二日投票)での支援を力強く呼びかけました。
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勇壮な和太鼓の演奏で始まった演説会には、複数の町会長や、「無党派だけど、ためしに聞きにきた」という男性(68)など大勢の人が参加。演説の節目ごとに、大きなホールに、波のように拍手が広がりました。
志位氏は、まず国政の問題で「自民か、民主か」の選択を迫るキャンペーンがうまくいかなくなっていると指摘。麻生・自公政権は、政治的なゆきづまりの中、党略をろうして延命を図ろうとしているとのべ、選挙目当ての給付金や、北朝鮮問題を利用した軍拡の動きを告発しました。とくに核兵器の問題では、いかにして廃絶をはかるかが問われているときに「党略に利用するとは最低の政治です」と批判しました。
志位氏は、小沢・民主党も金権腐敗体質では自民党と同じだとのべ、西松建設の違法献金問題で説明責任を果たしていないことを批判。「どちらも選びようがない」として、「元気」な日本共産党を伸ばして、「国民が安心し、希望をもって暮らせる新しい日本と東京をつくろう」と訴えました。
都議選について志位氏は、「『オール与党』か、日本共産党か」―この対決構図がわかりやすいと指摘。石原知事と自公民の「オール与党」が二人三脚ですすめた都民いじめ・巨大開発中心の「逆立ち」都政に、正面から対決し、都民の利益を守るために奮闘してきたのは日本共産党だけだと述べました。
その上で日本共産党都議団の「三つの値打ち」「三つの力」―(1)東京の福祉、医療、教育を立て直す(2)都民の税金の無駄づかいを一掃する(3)都民の運動との共同で都政を動かす―を解明し、「日本共産党を伸ばせば、もっと大きな力となってみなさんのための仕事ができる」と訴え、盛んな拍手を受けました。
選挙戦をたたかう文京区(定数二)の小竹ひろ子都議、中央区(定数一)の桑名文彦都議予定候補、中島つかね衆院東京2区予定候補が決意を表明。小竹都議が「暮らしを守る都議会唯一の野党の議席を守り抜かせてほしい」と訴え、聴衆は大きな拍手で応えました。
「政治家の話を通して聞くのは初めて」という男性(28)は「かたくるしいイメージがあったが、志位さんの話は国民が望んでいて実現してほしいことばかり。国政や都政にこういう勢力がいることに勇気がわきました」と語りました。
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