2009年5月1日(金)「しんぶん赤旗」
「相談会は希望の光」
きょうまで横浜に開設
派遣村にSOS続々
横浜市の横浜公園で三十日、かながわ「派遣村」が開かれ、午後二時から仕事、住まいを失った相談者らが続々とつめかけ、五張りのテントはいっぱいになりました。一日まで二日間の日程で、主催は同実行委員会と反貧困ネットワーク、第八〇回メーデー実行委員会。
相談受け付けは五時半までで四十七人を数えました。九人の生活保護申請が受理され、市の住宅へ二人の入所が決定。午後五時の炊き出しには約百人が並びました。
元宅配便労働者で腰を痛めて退社したという男性(33)は「駅のベンチで寝ていた。仕事は車の修理代も燃料も自分もちだった」と話し、生活保護を申請しました。
ハローワーク前で日本共産党が配布したビラを見てきたという男性(51)は、二月に派遣切りにあい、住まいの相談。市の簡易宿泊施設を利用できる見通しとなり、「精神的にまいっていた。うち明け話を聞いてもらってほっとした。ビラに助けられた。(相談会は)希望の光です」と語りました。
大手警備会社を切られた男性(30)は賃金の未払い。相談員がその場で会社に電話し、会社は支払いに応じることになりました。男性は「よかった」と笑顔で語りました。
日本共産党の、はたの君枝衆院南関東比例予定候補が激励に駆けつけました。