2009年5月2日(土)「しんぶん赤旗」
日本共産党の国会質問
石原産業厳しく指導
市田氏の要請に経産相答弁
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二階俊博経済産業相は四月二十八日の参院経産・環境両委員会の連合審査で、三重県四日市市の石原産業の工場地下水から基準の十万倍の有害物質が検出された問題で、「厳しく指導・助言を行う」と述べました。日本共産党の市田忠義議員が、ずさんな管理をしている石原産業への厳しい指導を求めたのに答えたものです。
市田氏は、石原産業の地下水から検出された発がん性有害物質「1、2―ジクロロエタン」と大量に大気に排出している「ジクロロメタン」について、汚染実態も踏まえ、厳しく規制するよう求めました。
市田氏は、以前から石原産業では溶剤、廃液の漏えいや有機物残さの不法投棄などずさんな管理・運営が横行し、基準の十万倍の有害物質の汚染原因が究明されていないこと、企業の利益のためには労働者や住民の生命、健康を脅かしても平気な姿勢を厳しく指導するよう迫りました。
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