2009年5月4日(月)「しんぶん赤旗」
「朝日」阪神支局襲撃22年
「言論の自由を」胸に
兵庫・西宮 憲法記念日に集会
「5・3憲法記念日集会―朝日新聞阪神支局襲撃事件を忘れない」が三日、兵庫県西宮市役所で開かれ、百九十七人が参加しました。平和と民主主義を進める西宮芦屋の会が主催しました。
地元西宮の市民によって、事件から一カ月後の一九八七年六月に「言論・報道の自由と民主主義を守る西宮・芦屋市民集会」が取り組まれて以来、五回目です。
参加者は、会場から徒歩数分の朝日新聞阪神支局へ出向き、小尻知博記者=当時(29)=の遺影に献花しました。
集会で、青年、労働者、業者、女性が発言。来年予定されている国連「子どもの権利委員会」の日本審査に合わせて子どもの声を届けようと活動している「ジュネーブ旅団」の高校生が「保障されているはずなのに、希望が抱けない」と子どもの生きづらさを告発しました。
集会は「憲法施行四十周年記念日における凶悪犯罪は、多くの国民に衝撃を与え、言論出版報道の自由に対する攻撃、基本的人権に対する挑戦と断固たたかわなければならないとの思いを強く抱かせました」「憲法をいかした政治・社会をめざす活動を高揚させましょう」とするアピールを、参加者の拍手で採択しました。
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