2009年5月12日(火)「しんぶん赤旗」
労働者派遣法抜本改正
4野党間協議 早急に
市田書記局長
市田忠義書記局長は十一日の記者会見で、労働者派遣法の抜本改正についての四野党間協議を早急に開始すべきだと表明しました。
市田氏は、派遣切りされた労働者の生活・住居の保障や再就職とともに、新たな派遣切りを許さないためには、派遣法の抜本改正が急務になっていると強調。昨年五月の四野党書記局長・幹事長会談で抜本改正のための政策責任者による協議の開始が確認されていたことを指摘しました。
市田氏は、今年一月に日本共産党の、こくた恵二国対委員長が約束の履行を申し入れたにもかかわらず、四野党の改正協議は一度も行われていないと指摘。「四野党間に改正についての意見の違いがあったとしても、書記局長・幹事長会談の約束を反故(ほご)にせず、きちんと履行すべきだ」と述べました。
また市田氏は、十一日までに直接、三野党幹事長に申し入れ、いずれの党からも「おっしゃるとおりだ」と回答があったことを紹介。「三党には、合意をすぐに具体化する立場に立ってもらいたい」と表明しました。