2009年5月15日(金)「しんぶん赤旗」
「北方領土」特措法改正案
紙議員が見解表明
議連
超党派の「北方領土返還・四島交流促進議員連盟」の会合が十三日、国会内で開かれ、「北方領土問題等解決促進特別措置法」改正の骨子案などについて議論しました。
骨子案は一九八二年制定以後開始した「北方四島」へのビザなし渡航規定の追加、隣接地域の市町村が特定事業のかさ上げを確実に受けられるための改善措置、北方地域の領海での漁業者の操業の円滑な実施の確保などが盛り込まれています。
日本共産党の紙智子参院議員は「骨子案の内容はこれまでわが党も要求してきたかさ上げ措置を確実にすることなどが盛り込まれ、全体として賛成できる。ただ、法の目的に『北方領土をわが国固有の領土』と規定することについては、わが党は歯舞諸島と色丹は北海道の一部であり、北千島も領土という立場なのでその点は相違がある」と見解を表明しました。
改正案は今国会中に提出される見込みです。
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