2009年5月18日(月)「しんぶん赤旗」
地域を実験場にするな
プルサーマル発電に反対集会
佐賀
九州電力の玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)3号機で、プルサーマルに使用するウランとプルトニウムの混合酸化物(MOX)燃料が来週初めにもフランスから到着するとみられるなか、「プルサーマル・中間貯蔵施設に反対する集会」が十七日、玄海町内で行われました。
玄海原発対策住民会議(藤浦晧会長)が主催したもので、会場の町民会館には佐賀県のほか福岡、長崎から約七十人が参加しました。
藤浦会長は、MOX燃料を使用する安全性について、「九電はフランスで確認をしていると言うが、政府が言うコンピューター解析と実験では違う。実験しないで安全は実証できない。今の段階でMOX燃料を3号機に導入することは明らかに地域を実験台にすることだ」と批判しました。
参加者からは、プルサーマル発電に反対し、「佐賀県を実験場にすることはできない」「県民や住民は、同意していない」との怒りの声が出されました。日本共産党から、せと雄也衆院比例九州・沖縄ブロック予定候補(佐賀3区重複)や武藤明美佐賀県議、唐津市の浦田関夫、吉原真由美、志佐治徳の各市議、長崎県佐世保市の山下千秋市議らが参加しました。
集会後、参加者らは同町内で街頭宣伝をおこない、同計画に反対するチラシを配り、町民にアピールしました。
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