2009年5月29日(金)「しんぶん赤旗」
いすゞ・NTT・日本郵政…
「非正規切り」やめ雇用守れ
全労連・東京地評 23社門前で宣伝
全労連と東京地評は二十八日、都内の大企業各社に対し、「非正規切り」をやめ、雇用を守ることなどを求める争議総行動に取り組みました。
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いすゞ自動車やNTT持ち株会社、日本郵政、日本IBM、東武鉄道など二十三社の門前で宣伝。JR採用差別事件など争議の解決を要請しました。日本経団連会館前には約四百五十人が集まり、「内部留保をはき出し、非正規切りをやめろ」などと唱和しました。
全労連の根本隆副議長は、「雇用を維持する体力がありながら、非正規労働者らの雇用を奪うことは許されない。大企業の社会的責任が問われている」と訴えました。
期限付きながら派遣労働者を直接雇用した日本トムソンの本社前では、姫路工場(兵庫県姫路市)から上京した男性らが、九月末で雇い止めようとする同社の姿勢を批判し、「団体交渉や裁判でたたかい続ける」と語りました。
いすゞに正社員化を求める男性(49)は、「すべての労働者の雇用と権利を勝ち取るため、力をあわせて立ち向かおう」とのべました。